共同獣医学部とは

共同獣医学部とは

共同獣医学部とは

共同獣医学部とは獣医学部のある大学間で連携している学部です。
それぞれが特徴とする教育や研究の質をより一層高め、お互いの大学が補い合う目的になります。日本にあるいくつかの獣医学部には共同獣医として提携大学があります。共同獣医協定を締結する大学や共同獣医学部と獣医学部の違いについてまとめて掲載しています。

共同獣医協定を締結する大学

共同獣医学部への入学と卒業

例えば、鹿児島大学と山口大学の共同獣医学部への入学を希望する際は

  • 鹿児島大学
  • 山口大学

どちらかの試験を受験します。

鹿児島大学に合格した場合、鹿児島大学の共同獣医学部へ入学することになります。
ただし、在籍が鹿児島大学と山口大学の両大学に在籍になるのが共同獣医学部の特徴で、両大学の施設等を利用できます。卒業時には、両大学の連名による学位が授与されるのが特徴です。

共同獣医学部の特徴

例えば、岐阜大学と鳥取大学の共同獣医学部の特徴には以下のような記載があります。

  • 卒業時には、岐阜大学、鳥取大学の両学長の連名による学位記が授与されます。
  • 入学定員は、岐阜大学が30名、鳥取大学が35名(合計65名)です。
  • 学生は、岐阜大学と鳥取大学の両大学に在籍するため、両大学の施設等を利用することが可能です。(一部各大学の事情により利用できない施設等がある場合があります。)
  • 学生は、本籍を置く大学で履修登録し、講義、実習等を受講しますが、一部の専門科目については、両大学の学生が遠隔講義システムにより同時に受講します。 また、一方の大学の学生が他方の大学に移動して受講する講義、実習科目もあります。

共同獣医学部のメリット

共同獣医学では1つの大学に学籍をおきながら、提携しているの施設を利用し授業を受講するというような事が可能になります。1つの大学だけでは受けることが難しい専門的な授業や施設を利用できるという点に、共同獣医学部のメリットがあります。施設、予算などで教育環境が整えることが難しい点を補う制度でもあります。

共同獣医学部と獣医学部の違い

1つの大学のキャンパスで講義を受講できるか、また連名の学位となるかなどの違いがあります。
獣医師国家試験があるという意味では、違いはありません。

共同獣医学部・学科のサイト

共同獣医学部に興味がある場合は、各大学で共同獣医学部や共同獣医学科を紹介しているサイトがありますので、参照されることをすすめします。

山口大学と鹿児島大学による共同獣医学部のサイト
山口大学 共同獣医学部

岐阜大学と鳥取大学の共同獣医学科のサイト
共同獣医学科

鹿児島大学の共同獣医大学の説明
鹿児島大学 共同獣医学部とは

北海道大学と帯広畜産大学の共同獣医学課程
北海道大学獣医学部・帯広畜産大学畜産学部共同獣医学課程

獣医学部と獣医学科の違いについてはこちらに掲載しています。

獣医学部と獣医学科の違い

関連記事

  1. 【2019年・令和元年】獣医学部オープンキャンパス開催情報

  2. 岩手大学に獣医学部共同獣医学科が新設

    岩手大学に獣医学部共同獣医学科が新設

  3. 大阪府立大学が大阪公立大学に名称変更

    大阪府立大学が大阪公立大学に名称変更

  4. 【JRAの獣医】就職難易度・年収は?

    【JRAの獣医】就職難易度・年収は?

  5. 再受験して獣医学部へ

  6. 獣医大学に何年通う?年数は6年?

    獣医大学に何年通う?年数は6年?