【大学別】獣医師国家試験の合格率ランキング

【大学別】獣医師国家試験の合格率ランキング

この記事では、大学別に獣医師国家試験の合格率をランキングで見ていきます。獣医師になるためには、獣医大学を卒業して獣医師国家試験に合格することが必要です。獣医大学によって、合格率が異なるため、獣医師を目指す受験生にとっては大学選びの要素の一つにもなります。

獣医師国家試験の合格率は毎年異なる

獣医師国家試験の受験者数や合格率は毎年異なります。毎年約1,000人の獣医師が誕生していますが、人数が決まっている訳ではありません。獣医師国家試験の合格基準は、必須試験については70%以上、他の問題(学説A・Bと実地C・D)に関しては、総合点の60%以上となっています。第70回〜第75回獣医師国家試験の合格率は以下の通りです。

受験者数 合格者数 合格率
75回 1,394 1,013 72.7%
74回 1,254 877 69.9%
73回 1,196 960 80.3%
72回 1,146 953 83.2%
71回 1,183 1,023 86.5%
70回 1,141 942 82.6%

70回から73回までは、8割を超える合格率、74回は7割を切る合格率でした。受験者や問題の難易度などによって合格率が変動することもあることがわかります。
これまで、獣医学のカリキュラムに少し変更があったり、出題範囲となる科目が増えたりしたことがあるため、そのような時期が絡むことも、全体の合格率や大学別の合格率ランキングに影響する一因になるのかもしれません。

上記の数値は、既卒者も含んだ合格率です。例年新卒者の合格率の方が高くなります。新卒者だけの合格率は以下の通りです。

75回 84.4%
74回 81.1%
73回 88.6%
72回 92.1%
71回 94.2%
70回 91.7%

このように70回から72回までは9割を超える合格率ですが近年は9割を切る傾向にあり、新卒者のみを見ても合格が難しくなっている数値がみられます。

大学や年代によっては、大学内での卒業試験のようなものを設けて、足きりをしていることもあります。そうすると優秀な学生のみが受験者となるため、必然的に獣医師国家試験の合格率が高く出るということも。合格率を重視する場合は、合格率について大学に確認するという人も少なくないと聞きます。

獣医師国家試験の大学別の合格率

獣医大学別に獣医師国家試験の合格率は異なります。大学別でも毎年合格率は異なるため、例として2023年度「第75回獣医師国家試験」の合格率を見てみましょう。

受験者数 合格者数 合格率
北海道大学 40 37 92.5%
帯広畜産大学 38 32 84.2%
岩手大学 28 24 85.7%
東京大学 23 14 60.9%
岐阜大学 29 28 96.6%
鳥取大学 35 34 97.1%
山口大学 27 22 81.5%
宮崎大学 27 25 92.6%
鹿児島大学 32 28 87.5%
大阪府立大学 41 33 80.5%
酪農学園大学 118 101 85.6%
北里大学 108 96 88.9%
日本獣医
生命科学大学
78 69 88.5%
日本大学 121 104 86.0%
麻布大学 129 107 82.9%
岡山理科大学 114 77 67.5%
合計 1,394 1,013 72.7%

大学別で見ていくと9割を超える合格率となっている大学がある中、6割代合格率となる大学もあります。大学別で合格率が大きく異なることがわかります。

獣医師国家試験の大学別の合格率ランキング

獣医師国家試験第70~75回の平均合格率を算出し、大学別ランキングにしました。

1位 鳥取大学 95.2%
2位 日本大学 92.2%
3位 東京農工大学 91.8%
4位 北里大学 91.5%
5位 岐阜大学 91.1%
6位 岩手大学 90.7%
7位 日本獣医生命科学大学 90.5%
8位 北海道大学 90.3%
9位 山口大学 90.1%
10位 鹿児島大学 89.7%
11位 宮崎大学 88.5%
12位 麻布大学 86.9%
13位 酪農学園大学 85.7%
14位 帯広畜産大学 85.7%
15位 大阪府立大学 85.1%
16位 東京大学 79.3%
17位 岡山理科大学 67.5%

※岡山理科大学は75回目の数値のみ

上位5校は

鳥取大学 95.2%
日本大学 92.2%
東京農工大学 91.8%
北里大学 91.5%
岐阜大学 91.1%

となります。大学受験時に偏差値の高い獣医大学、獣医学部の獣医師国家試験合格率が高いともいえず、国立だから合格率が高い、私立だから低いという相関性もあまりみられません。

参照:獣医大学・獣医学部 偏差値ランキング

獣医大学に入学してから国家試験を受けるまで最低6年ありますから、その間に大学入試偏差値も変わりますし、そもそも獣医大学の入試偏差値は、他学部と比べてそこまで上下の開きがないため、相関性を見出すのは難しいかもしれません。

獣医師国家試験の大学別の合格者数ランキング

獣医師国家試験の大学別合格者数のランキングは以下の通りです。

大学名 合格者数
麻布大学 700
日本大学 686
酪農学園大学 671
北里大学 648
日本獣医生命科学大学 459
北海道大学 217
大阪府立大学 216
東京農工大学 215
帯広畜産大学 211
鳥取大学 200
岩手大学 173
岐阜大学 173
鹿児島大学 166
山口大学 165
宮崎大学 154
東京大学 122
岡山理科大学 77

※岡山理科大学は75回目の数値のみ

生徒数の違いがあるため、国立は受験者数が少なく、私立は受験者数数が多いので私立の方が合格者数が多いです。過去6年間で最も多く獣医師合格者を出しているのは麻布大学で、700人もの合格者を出しています。以下、日本大学、酪農学園大学、北里大学と私立が続きます。
農林水産省で合格率のほか受験者数や合格者数も発表されています。8割9割を超える合格率だとしても、必ず一定数の不合格者が出ます。既卒の受験は合格率が大きく下がる傾向は毎年変わりません。

参照:
獣医師国家試験の結果(大学別)(PDF)
獣医師国家試験
獣医師国家試験に不合格 落ちた人はどうなる?
獣医師国家試験の合格体験記

獣医師試験に合格しなければ獣医師になれませんから、獣医師を志す人にとって獣医師国家試験の大学別合格率は確認しておきたいところです。
しかし、受験生が大学を選ぶ際はカリキュラムや偏差値、場所などを見ることが多いでしょう。私はそれは間違っていないと思います。6年間獣医師になるために勉強する環境を選ぶわけですから、自分のなりたい獣医師像に近づける大学なのか、勉強がきつくても6年間モチベーションを保ち続けられる大学なのか、他要素も加味したうえで合格率を参考にするのをおすすめします。

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