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獣医を志す人が知っておきたい災害と台風

災害大国日本では、災害時にペットとどう向き合うかという問題があります。災害の時、台風の時に、ペットに関わる職業を志す人、獣医学を志す人に知ってもらいたい知識や、知っておきたいガイドラインについて掲載しています。

ペットと避難所に入れる場合と入れない場合がある

台風などの災害時には、避難所へ避難する場合が出てきますが、ペットと一緒だと非難できない場合があることは知っておきたい知識になります。避難所でのペット受け入れは、厳密なルール化はされておらず、区市町村によって、避難所によって受け入れが可能か不可能かが分かれています。お近くの避難所がペットと入れるかどうか自治体に確認をおすすめします。各自治体のホームページに掲載がある場合は、ホームページで掲載が確認できます。以下でいくつかの自治体の掲載例を紹介します。

神奈川県茅ヶ崎市

参照:http://www.city.chigasaki.kanagawa.jp/kankyo/pet/1003488/1027538.html
ホームページに避難所でのペットの受け入れについて
ガイドラインを作成し掲載があります。

埼玉県さいたま市

参照:https://www.city.saitama.jp/001/011/015/006/p055713.html
避難所でのペットの受け入れについてガイドラインがあり、ホームページよりダウンロードできます。

東京墨田区

同行避難の原則を掲げています。避難所におけるペットの救護マニュアルの掲載があります。
参照:https://www.city.sumida.lg.jp/kenko_fukushi/eisei/animal/pet_bousai.html

東京都文京区

Youtubeでペットの防災対策 ~大切なペットのために今できること~文京区公式チャンネルとして発信しています。

お隣の市の人は避難所に入れるのにうちの避難所は入れない等、自治体により差が出てしまっていますが、これは各自治体の決めたルールになっています。

ペットと避難する場合

一緒に避難できる避難所の場合、ペットと一緒に避難が可能になります。また、災害時にペットを家においてきたため自宅に戻った飼い主が二次災害にあう、避難所でペット受入を拒否された飼い主が車上生活を余儀なくされた結果、エコノミークラス症候群に陥るなどペットが避難所で受け入れられないために被害が起こる事例が出てきたことから、ペットと一緒に避難しようと呼びかけている自治体も出てきています。

ペット受入可の避難所の場合も、ペットと室内同居なのか、ペットを飼っている人と飼っていない人に分かれて室内同居なのかは、ペットは室外なのかは避難所のルールに従う必要があります。避難所には色々な方が居るため、アレルギーのある方、鳴き声を迷惑だという方も居て、ペットと一緒に避難したい飼い主の主張と、動物が苦手な人の主張がまじりあい難しい問題になっています。

ペットと避難できない場合

ペット受け入れ不可の避難所の場合、ペットと一緒だと避難所に入れないことになります。この場合、ペットは自宅において、人は避難所へ向かうか、自宅に残るか、自宅が倒壊、半壊するなどした場合車、テントを活用して生活するか、など選択を余儀なくされます。
先に書いたように、避難所でペット受入を拒否された飼い主が車上生活を余儀なくされた結果、エコノミークラス症候群に陥るなどペットが避難所で受け入れられないために被害が起こる事例、ペットと一緒だから避難できなかったという理由で自宅に残った人が救出される事例が出てきており、ペットの受け入れが避難所でないことによる弊害も出てきていることもまた問題になっています。

災害前にしておきたいペットの災害対策

避難所については自治体によりますが、自分でできる、事前にしておきたいペットの災害対策があります。
災害の準備は、ノミや寄生虫の駆除、狂犬病予防注射ほかワクチン接種
不妊去勢手術などの病気に対する準備、また、キャリーバッグ、ゲージに入れる練習をするなど、普段の行動に関するしつけに関する準備、それから、人間の避難用品を用意する時にペット用の避難用品の準備など色々な準備があります。
動物病院で、お客さんのペットを預かっている場合に災害が起こるという場合も、可能性がない事ではありませんので、災害が起こったことを考えての準備も必要になります。

一般社団法人 日本小動物獣医師会で公開している緊急災害時動物病院災害マニュアルなども参考になります。
参照:https://jsava.org/saigai/_userdata/m-3.pdf

災害動物医療研究会

災害獣医学や災害動物医療に関心を有する獣医師、動物看護師、大学等研究機関、行政、企業、動物関係民間団体の関係者の情報交流や研究発表の場を提供するための、災害動物医療研究会という団体があります。
認定VMAT講習会も行っているようです。災害時における動物管理に関わる支援に興味がある場合は、このような団体の情報の閲覧も有効そうですね。
参照:https://www.javdm.org/

災害は避けては通れないものです。飼い主はもちろんですが、ペットに関わる職業を志す者、獣医学を志す者として、獣医師を志す者として、災害対策として、災害前に出来るアドバイスもあります。身に着けておいて損はない知識ですので、勉学の傍ら、環境省が発行している、ガイドラインに目を通してみて下さい。

環境省はペットの飼い主向けの災害対策ガイドライン「災害、あなたとペットは大丈夫?」
https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/pamph/h3009a.html

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