獣医師になるには、獣医学科のある6年制大学を卒業し、獣医師国家試験に合格することが必要です。比較的長い間学生生活を送ることになるのですが、獣医師になるにあたって年齢制限はあるのでしょうか。何歳まで獣医師になれるのか、獣医学部に入学できるのは何歳までなのか、獣医師と年齢について説明していきます。
獣医になるのに年齢制限はある?
獣医師になるには、国家資格である獣医師免許を取得しなければなりません。6年間獣医大学で獣医学を勉強し、卒業後、獣医師国家試験を受験します。
獣医学部受験の年齢制限は特にありません。大雑把にまとめると、獣医大学の受験資格は高校卒業または同等以上の学力があると認められた者と定められていることがほとんどです。
条件の種類によっては、18歳以上となっていることもあります。つまり、大学の受験資格があれば何歳まででもチャレンジできます。社会人から獣医学部を目指すことも可能です。獣医を目指すのに年齢制限はなく、何歳まででもなれるということになります。
参照)獣医になるには
https://jyui.net/howto/
年齢で就職先の制限は?公務員獣医は?
獣医大学の受験に年齢制限はないことがわかりましたが、獣医師免許を取得後の就職先によっては、年齢に上限がある場合があります。
一般的に、臨床獣医師として動物病院に就職するにあたって年齢に上限が設けられることはほぼありませんが、企業の求人によっては望ましいとされる年齢の上限が記載されていることもしばしばありますので、確認が必要です。
公務員獣医師を目指す場合には、特に年齢制限に注意してください。自治体により、年齢制限がなかったり、受験資格に年齢の条件が含まれていたりと様々です。
参照)
東京都:1類B採用試験(一般方式) – 東京都職員採用
https://www.saiyou2.metro.tokyo.lg.jp/pc/selection/30/section-1b1-employment.html
兵庫県:獣医師採用選考試験案内
https://web.pref.hyogo.lg.jp/kf28/zyuuishiannai.html
長野県:長野県職員(獣医師)について
https://www.pref.nagano.lg.jp/shokusei/kensei/soshiki/soshiki/boshu/saiyo/nitte/jyuuishi1.html
応募する場合は希望自治体の募集要項の確認をしましょう。
獣医を目指すのに年齢制限はなく、何歳でも獣医になることができますが、企業の求人を見ていると「35歳未満」「第二新卒まで」といった文言をよくみかけます。まだまだ日本では年齢による就職の不自由があるといえるかもしれません。
獣医師国家試験の受験に年齢制限はなく、獣医師には定年がないため、比較的、高齢になっても活かせる資格ではあります。また、年齢を重ねていた方が、信頼されやすいという話も獣医師業界ではよくあることです。獣医を目指したいけど、年を重ねてしまったからもう遅いという事はない資格です。年齢だけで諦めることはないかもしれません。
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