エキゾチックアニマルについて学べる獣医大学

エキゾチックアニマルについて学べる獣医大学

最近エキゾチックアニマルを飼育する人が増加傾向にあります。当然ながらエキゾチックアニマルを診察する獣医師になりたいと思う人がいることも事実です。エキゾチックアニマルに関して勉強できる獣医大学はあるのでしょうか。

エキゾチックアニマルとは(定義と種類)

エキゾチックアニマルといわれる動物は、英語のエキゾチック(exotic)、「外国産の・外国種の・外来の」という意味のほかに「異国物らしい・異国情緒の・異国風の」や「特に珍しい・風変わりな」などの意味に基づいています。
「外国から輸入された珍しい動物」をエキゾチックアニマルと呼ばれています。

ペット産業においては、イヌ・ネコ以外の動物を意味しているようで、特に、イヌ・ネコ以外のほ乳類や爬虫類・両生類・ある種の無脊椎動物や魚類を指す場合が多いです。
哺乳類の中でも、
・有袋類(フクロモモンガやダマヤブワラビーなど)
・食虫目(ピグミーハリネズミ)
・霊長類(スローロリスやポットー・ショウガラゴ・オオガラゴ・顧問マーモセット・リスザルなど多種)
・貧歯目(まれにヒメアリクイ・数種のアルマジロ)
・ウサギ目(一般に飼育されている飼いウサギではなく、ノウサギ・ナキウサギ)
・食肉目(フェネックギツネ・アライグマ・フェレット・島スカンク等、多種種飼育されています)
があげられます。
http://nichiju.lin.gr.jp/mag/05710/06_5.htmより引用

エキゾチックアニマルについて学べる(カリキュラムがある)獣医大学

日本の獣医大学は大きくは獣医師国家試験に向けてのカリキュラムとなります。そのため、獣医師国家試験の出題範囲外となっているエキゾチックアニマルについては、総合的にではなく、各獣医大学によって、野生動物学としての生態、比較動物学としての解剖・生理、実験動物としての薬物動態など個々の分野で研究されているのが現状です。その講義時間は家畜や犬・猫に比べると多くはありません。

ですが、最近では、エキゾチックアニマルを飼育している人が増えていることもあり、エキゾチックアニマルいついて学びたいという学生も増えてきています。
実際に各獣医大学のカリキュラムをみてみると、例えば岡山理科大学獣医学部では、エキゾチックアニマルに関する科目を取り入れています。
http://www.ous.ac.jp/vet/v02-curriculum.html 参照
また、日本大学生物資源科学部では4年次に選択科目としてエキゾチックアニマル学演習がカリキュラムとして取り入れられています。
http://hp.brs.nihon-u.ac.jp/~vethome/subject/curriculum/index.html 参照
北里大学獣医学部のカリキュラムには、5・6年次に臨床系科目として野生動物・エキゾチックアニマルとの記載があります。
https://www.kitasato-u.ac.jp/vmas/faculty/vm/kamoku.html 参照
どの大学も、カリキュラムや情報は変わる可能性がありますので、ご確認いただいた上で情報を活用ください。
カリキュラム外でも酪農学園大でエキゾチックアニマルに関するセミナーを開催したり、帯広畜産大学ではサークルにて個々で勉強する機会を設けているなど個々の興味分野が研究しやすい環境も少しずつできていきているようです。

海外、特に欧米ではエキゾチック動物専門の科がある獣医大学もあるようです。そのため、例えば日本大学生物資源科学部では海外研修で日本では学ぶ機会が少ないエキゾチックアニマル学について夏期獣医臨床研修としてアメリカへの海外研修の機会を設けています。
http://www.brs.nihon-u.ac.jp/about/overseas.html 参照

エキゾチックアニマルは、飼育方法もまだあまり確立されていないことが多く、人畜共通感染症予防のため、輸入を禁じている動物もありエキゾチックアニマルの研究がまだ途上の状態です。獣医大学においても、まだ、カリキュラムとして学ぶ機会は多いものではありません。現在、エキゾチックアニマルの専門医として活躍されている先生も、卒業後も研究されたり、アメリカへ留学されたりなど独自で勉強を継続されている方が多い印象です。

もし、エキゾチックアニマルの診療を学びたいのであれば、獣医学の基礎をしっかりと勉強して、国家試験に合格した後にエキゾチックアニマルに関する知識や技術を磨くことをお勧めします。現在、エキゾチックアニマルを専門に診療されている獣医師の方もおり、また、エキゾチックアニマルを対象とした研究会エキゾチックペット研究会(http://www.jsepm.com)もありエキゾチックアニマルの専門医の先生などが参加されています。獣医大学卒業後はそのようなところで勉強することも可能になっています。

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