獣医インタビュー:田代雄太郎先生(日本大学生物資源科学部卒業生)

獣医インタビュー:田代雄太郎先生(日本大学生物資源科学部卒業生)

獣医インタビューを行いました。みやざき犬と猫の病院へ勤務する獣医師、田代雄太郎先生へのインタビューです。

出身大学と学科をおしえてください。

日本大学生物資源科です。

日本大学生物資源科を志したきっかけをおしえてください。

地元であるのと、獣医学科大学の中でも校舎が新しく、施設も充実していたからです。

日本大学での大学生活はいかがでしたか。

勉強、部活、アルバイトとあっという間の6年間でした。1年生から3年生までは授業に出席してテストを受けるという高校生の延長のような感じでしたが、4年生で魚病学研究室に所属してから学問の面白さと厳しさを改めて実感できました。私はクローンギンブナの受精卵に遺伝子導入を行い系統の確立という論文に携わっていました。実験の準備方法、結果のまとめ方等を先生や先輩と相談したり過去の論文を調べ進めていったのですがうまくいかないことも多かったです。実験の準備万端で望んでもギンブナが産卵してくれず、実験が何もできずに1日が終わることも何度もありました。ただ、卒業論文が無事に作成できた時の達成感はひとしおでした。ちなみに実験と並行して魚の世話もしていたので犬猫と同じくらい魚好きにもなってしまい、自宅でメダカを飼うようになりました。

日本大学生物資源科は他学科との交流もあるそうですね。

部活動では他学科の友人が多くできました。日本大学生物資源科学部のキャンパス内には獣医学科以外にも多くの学科があるため様々な人と知り合うことができます。私の所属していたバドミントン部は体育部連盟というものに加盟しており、通常の部活動以外にもオールバックで学ランを着て校歌を歌うなど貴重な体験もできました。

獣医を志す受験生に勉強のコツなど、アドバイスをお願いします。

私は一つの教科を長時間やることが苦手だったので30分毎に勉強する教科を変えていき、なんとか集中力を維持していきました。あとはわからないことは先生にすぐ聞くことを心がけていました。「聞くは一時の恥聞かぬは一生の恥」ということわざがあるようにわからないことをそのままにしないことがとても大切です。

受験を乗り切るメンタル面でのアドバイスはありますか

メンタル的な面では勉強の時はボールペンを使っていました。1日の終わりに減ったインクの量を確認することで達成感を得ていました。また使いきったボールペンは捨てずに机の引き出しに入れておき、ネガティブになった時にそれを見ることで自分の勉強量を再確認し自信を取り戻していました。使いきったボールペンは10本以上にもなり、それが自信となり本番もあまり緊張せずに迎えることができました。

獣医師になろうと思った時期や、きっかけをおしえてください。

きっかけは小学校4年生でポンタというハムスターと出会った時です。ポンタはペットショップのケース内で眼が閉じたままでうまく動けない状態でした。放っておいたら亡くなってしまうんじゃないかと気になってしまい、母親にお願いして購入してもらいすぐ動物病院に連れていきました。動物病院の先生が眼を洗浄したところ無事に眼が開きました。眼が開いたとき見えたことに対してポンタが驚いた表情をした気がして感動し獣医師という職業に憧れを持ちました。その後飼育を始めて1年半くらいでポンタは徐々にご飯を食べなくなり最後は私の手の中で亡くなりました。家では他にも犬などの動物を飼っていましたが、自分の手の中で生命の終わりを迎える動物を初めて体験し不甲斐なさを覚えました。まだできることはあったのではないかと思い、その時に獣医師になろうと決めました。

実際に獣医師になってみてどうですか。大変なことはありますか。

現在特に大変だと感じることは二つあります。一つは動物たちは喋れないということです。どこか痛いのか、どのように調子が悪いのかは検査を行い診断していくのですが精査をしても原因がわからない症例も多くあります。もし動物が喋れれば検査では引っかかってこない不調もわかりやすくなるのになと日々思います。もう一つは動物、オーナー様、獣医師の3者から考えたベストな治療法を選択するということです。病気がわかっても、動物が治療に対して強いストレスを感じたり、お家での投薬や処置が難しかったりと治療への弊害は多くあります。なので、すべての病気に対して教科書通りの治療を行うのではなく、動物とオーナー様の両者にとって苦痛が少なく少しでも長く元気におうちで過ごせるような治療を行うことを心がけています。

なるほど。では楽しい事はありますか。

この仕事で楽しいことはもちろん動物が元気になる姿とオーナー様の笑顔を見せていただけることです。

最後に、獣医系の大学を目指している学生にひとことお願いします。

努力さえしていれば可能性は無限大です。

田代雄太郎先生、インタービューへのご協力ありがとうございました。
獣医師を志すきっかけは様々ですが、小4からの獣医師になるという目標を叶え、今も努力を続けている田代先生のインタビューでした。日本大学生物資源科学部を受験する人には、キャンパスライフの様子も、垣間見れたのではないでしょうか。

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