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【2026年】第77回獣医師国家試験 解答速報+試験の全体像をわかりやすく解説

獣医師国家試験とは、獣医師になるためには合格が必須の試験です。合格後は動物病院だけでなく、公務員として食の安全を守ったり、新しい薬を開発したりと、社会の多様な場面で活躍する未来が待っています。
今回は最新の獣医師国家試験の解答速報と、獣医師国家試験の全体像について分かりやすく解説します。

目次

獣医師国家試験とは?|獣医師になるための最後の関門

獣医師国家試験は、大学で6年間学んだ後に受ける、免許取得のための最終テストです。合格して初めて「獣医師」として認められ、命を救う仕事に就くことができます。

試験では、動物の体の仕組みや薬の効き方、病気の種類だけでなく、食品の安全や狂犬病などの法律、さらには魚の病気まで、動物と人間に関わるあらゆる知識が問われます。

しかし、合格はゴールではなく「スタートライン」です。免許を手にした日から、日々進化する獣医療を学び続け、目の前の命を背負うプロとしての本当の挑戦が始まります。

【2026年】第77回獣医師国家試験 解答速報

2026年2月に実施された第77回獣医師国家試験の解答速報になります。

*本解答速報は、当サイトが独自に作成したものであり、農林水産省による公式な解答ではありません。
 本解答速報を利用した結果生じたいかなる損害についても、当サイトは一切の責任を負いかねます。
 正式な合格発表は、農林水産省の公式発表をご確認ください。

必須問題(1〜50)

14265
22271
33282
41294
52302
65313
75323
84334
93343
101351
114361
122375
133382
144392
154405
164415
171425
184431
194441
204453
212462
224472
233482
245491
253501

学説A(1〜80)

15414
21422
34431
41445
52455
63462
72474
81483
92494
103502
115515
124523
132534
144545
155552
164561
174575
183582
191594
202601
213612
222623
233633
243645
254651
262664
271673
281681
292693
302704
312713
324722
334731
343743
352752
363761
373771
385784
394795
402805

学説B(1〜80)

13413
22425
31434
42443
54455
61461
73474
83482
93495
104504
113513
123525
134532
141543
152552
163562
174574
184581
195594
204604
215615
221625
232634
244643
255653
262662
275673
283682
294692
304704
315712
324721
331735
344744
352751
363765
371772
381785
395795
403804

実地C(1〜60)

15312
24325
32335
42342
52353
62362
72371
85384
92391
102401
112414
123423
131431
143441
154455
163465
173473
183485
193494
202502
211515
224524
231531
242542
254554
263562
274573
285582
293592
302604

実地D(1〜60)

15312
22324
34333
43343
55351
65362
71375
83381
91392
103405
112412
124424
134434
145444
153454
163461
172474
185484
193495
205503
211512
223522
234533
242544
252552
263565
273575
281581
295592
304605

試験の仕組みをわかりやすく解説

試験は2日間・全330問

  • 試験日:2月中旬
  • 全科目17科目、330問、マークシート5択

試験は毎年2月の2日間にわたって行われます。
範囲はとても広く、解剖学(動物の体の仕組み)や内科(病気の原因と治療)、さらには食べ物の安全性まで、なんと全17科目もの広い範囲から、合計330問が出題されます。
形式はマークシート(5択)で、知識だけでなく写真を見て診断する実践的な問題もあります。

科目と問題数の内訳

試験科目

解剖学・組織学・発生学、生理学、生化学、免疫学、薬理学・毒性学、病理学、微生物学(感染症を含む)、家禽疾病学、寄生虫病学、繁殖学、動物行動学/臨床行動学、内科学、外科学・麻酔学、放射線学・画像診断学、獣医衛生学・獣医公衆衛生学、実験動物学、魚病学など

参考:獣医師国家試験出題基準(平成26年改正)

問題数と内容

区分問題数出題内容
必須問題50問獣医療・獣医学の基本的事項、衛生学、臨床的事項のうち重要な事項
学説A80問獣医療・獣医学の基本的事項
学説B80問衛生学、獣医学の臨床的事項
実地C60問獣医療現場で実際に起こり得る症例・事例に関する基本的かつ重要な事項
実地D60問獣医療現場で実際に起こり得る症例・事例に対する対処法等の総合的な事項
合計330問マークシート方式(5肢択一)

合格するための基準

配点

全問マークシート方式で、1問1点です。

合格基準(例年)

試験区分合格基準合格点
必須問題70%以上の得点50点満点中35点以上
学説A・B及び実地C・D60%以上の得点280点満点中168点以上

全330問のうち、獣医師として絶対に知っておくべき基本の50問を「必須問題」と呼びます。
ここが最大の難関で、たとえ他の成績が満点でも、必須問題で7割(35点)以上取れなければ、その時点で不合格(足切り)になってしまいます。
残りの280問は、さらに深い知識や写真を見て判断する実践的な問題です。

試験全体としては、約60〜70%の正解ができれば合格できるレベルに設定されています。
2日間で330問という長丁場ですが、基礎をしっかり固めて全体で7割を目指すことが、プロへの「スタートライン」に立つための条件です。

合格率のリアル|「難しい試験」の実態

獣医師国家試験は、実は「誰でも受かる」ほど甘いものではありません。
直近のデータから、そのリアルを解説します。

年度回数全体合格率新卒合格率既卒合格率
2025年第76回71.9%83.8%40.6%
2024年第75回72.7%84.4%39.4%
2023年第74回69.9%81.1%27.7%
2022年第73回80.3%88.6%42.0%
2021年第72回83.2%92.1%37.6%

現役の大学生(新卒)の合格率は、例年80〜85%程度です。
しかし、一度不合格になり翌年以降に再受験する(既卒)と、合格率は40%前後まで一気に下がってしまいます。
これは、大学のような「みんなで支え合って勉強する環境」がなくなり、一人で膨大な範囲を網羅するのが極めて難しくなるからです。

実は2023年ごろから、全体の合格率が少し下がる傾向にあります。
これには2つの大きな理由が考えられます。
1つ目は、新しい大学の誕生です。50年ぶりに新設された岡山理科大学などの学生が受験し始め、全体の受験者層や大学ごとの対策状況が変化しました。
2つ目は、コロナ禍の影響です。大学での対面授業や実習が制限された時期があり、実技的な知識を身につけるのに苦労した世代が受験を迎えたことが関係しています。

試験が難しくなっている今、合格を勝ち取るためには「6年間、一歩ずつ知識を積み重ねること」が何よりの近道です。プロの獣医師として動物たちの命を救う未来を手にするために。大学に入ってから焦るのではなく、今のうちから「命を背負うための学び」を意識して、日々の勉強を大切にしていきましょう!

国家試験に合格したら、どんな獣医師になれる?

獣医師国家試験を突破した先には、動物、人間、そして社会全体を支える多彩なステージが待っています。

小動物臨床(動物病院)

身近な犬や猫などの「ホームドクター」として活躍します。言葉を話せない動物のわずかなサインを読み取り、病気やケガを治す仕事です。ペットと飼い主さんの安心を取り戻す、感動の大きい現場です。

産業動物臨床(牛・馬・豚など)

牧場を巡り、牛や馬などの大きな動物を診察します。群れ全体の健康を管理して安全なミルクやお肉が生まれる手助けをします。農家さんと二人三脚で歩む、スケールの大きな医療が魅力です。

公務員獣医師(検疫・食品衛生・家畜保健など)

空港での検疫で海外からの病気を防いだり、スーパーに並ぶお肉の安全を検査したりします。動物園の管理や動物愛護の推進も担当します。「社会全体」を守る仕事で、目に見えない脅威から私たちの当たり前の日常を陰で支えています。

研究者・大学教員

大学や研究所で、がんの新しい治療法や未知のウイルスなどの研究を行います。あなたの発見が世界中の命を救う可能性を秘めています。次世代の獣医師を育てる教員として、情熱を伝える役割もあります。

製薬・食品・バイオ企業

ペットフードの開発や、人間・動物用の新薬づくりに携わります。医療機器のメーカーで最新の診察道具を開発することも。「獣医師としての視点」を活かし、世の中をより便利で健康にする仕事です。

獣医学部に入るための道のり

獣医師になるための第一歩である獣医学部受験は医学部受験と並んで「日本で最も狭き門の一つ」と言われています。その難易度と特殊性について知っておきましょう。

日本で獣医学を学べる大学は、全部で17校(国公立11校、私立6校)しかありません。 医学部が全国に約80校あるのと比べると圧倒的に少なく、毎年の定員は合計で約1,000人程度。これが、合格を難しくしている最大の理由です。

入試の難易度は、いわゆる「理系最難関」レベルです。国公立大学獣医学部の受験では、共通テストで8割以上の得点が当たり前に求められます。私立大学獣医学部の受験では、 倍率が10倍を超えることも珍しくなく、わずかなミスも許されないハイレベルな争いになります。

これほど難しいからこそ、中高生のうちから「獣医師になりたい!」と決めて動くことには大きなメリットがあります。早くから準備を始めることで、難解な応用問題を解くために欠かせない「完璧な基礎」をじっくりと固める時間が作れるからです。
また、獣医学部は何度も再挑戦する浪人生も多い激戦区ですが、早い段階から「絶対に受かる」という強い意志を持って机に向かうことで、周囲に負けない圧倒的な集中力を養うことができます。

まとめ|獣医師国家試験は「獣医師への入口」

獣医師国家試験は決して楽な道のりではありませんが、大学での6年間、命と向き合いながら真面目に学び続ければ、新卒の80%以上が合格できる試験でもあります。
この試験を突破した先には、想像以上に多彩なフィールドがあなたを待っています。
合格はゴールではなく、プロとしての本当の「スタートライン」です。
今、この記事を読んで未来をイメージしているあなたも、そのラインに立つ資格は十分にあります。
動物たちだけでなく、社会のヒーローとしてのスタートラインに立つ日を楽しみに、一歩ずつ進んでいきましょう!

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この記事を書いた人

Pettie獣医大学は、獣医を目指す方への情報提供サイトです。獣医師・獣医大学を志す受験生やその保護者の方々に向けて、信頼できる情報をわかりやすく発信することを目指しています。
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