獣医大学2019年(平成31年)の入試結果が各大学ホームページで発表されています。2019年はどの大学の倍率が高く、志願者が多かったのでしょうか。詳細を見ていきます。
獣医大学の倍率について
大学受験の倍率は、受験者数÷合格者数の数となります。獣医大学はどこも合格者が少なく、受験者数が多いため倍率が高くなります。倍率とは別に、志望倍率もあります。これは志望者数÷応募者数の数です。志望倍率は、受験を志望した際に受験校を代えるなどの参考値として使われます。倍率は、実質倍率ともいわれますが、結果として何人が受験して、何人が合格したのかその年の各大学の人気や難易度を洗わず指数としても参考にできます。また、次年度受験の際は、前年度の倍率を参考に受験校を検討するという際の参考数値としても使用できます。
2019年獣医大学の入試結果と倍率
Pettie獣医大学調べ、2019年(平成31年)の各大学の入試結果と倍率をまとめて表にしました。一部未掲載、また倍率を掲載せず、志望倍率のみ掲載している大学もあります。
※各大学の入試結果より。
※帯広畜産大学、北海道大学、東京大学、酪農学園大学が未掲載です。
入試結果からみる獣医大学
上の表のように、大学により倍率が大きく異なります。倍率の高い大学はどこでしょうか。2019年度の倍率ランキングを見ていきます。倍率を公開していた、北里大学、岩手大学、日本獣医生命科学大学、麻布大学、日本大学、岐阜大学、鳥取大学、山口大学、鹿児島大学 9校のうちでのランキングです。獣医大学は日本に全17大学ありますが、志望倍率しか公開していない大学、入試結果をホームページに掲載していない大学もあるので、あくまでこのランキングは一部のデータを元にした参考値のランキングという事にご注意ください。
倍率の高い獣医大学ランキング3
- 麻布大学 獣医学部 獣医学科 一般Ⅱ期 33.9倍
- 日本獣医生命科学大学 獣医学部 センター 20倍
- 日本獣医生命科学大学 獣医学部 一般 第2回 15.5倍
倍率の低い獣医大学ランキング3
- 鹿児島大学 獣医学科 3.8倍
- 山口大学 獣医学科 前期 3.9倍
- 岐阜大学 応用生物科学部 共同獣医学科 前期 4.1倍
志望者が多い獣医大学ランキング
- 麻布大学 獣医学部 獣医学科 一般Ⅰ期 1,185名
- 北里大学 獣医学部 獣医学科 前期 968名
- 日本獣医生命科学大学 獣医学部 一般 第2回 872名
一般的に大学入試は後期日程の方が倍率が上がってきますが、獣医大学に関しても同様の傾向が見られます。また、九州、中国地方などの獣医大学は他の大学に比べて倍率が低い傾向にあります。志望倍率と倍率は大きな乖離が出てる大学もあります。日本大学や麻布大学はその傾向が顕著でしょうか。反対に、岐阜大学や鳥取大学など志望倍率と倍率の差があまりない大学もあります。各大学の入試結果は、来年度の参考にする事もできます。一部の大学のデータとはなりますが、受験校を選ぶ参考の1つとしてみて下さい。