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VCESイベントレポート@岩手大学 上田キャンパス復興祈念銀河ホール|現役獣医学生インタビューも!

2026年10月3日(土)、岩手大学 上田キャンパスの復興祈念銀河ホールで開催されたVCESアカデミー@岩手大学に、Pettie編集部として参加してきました。

12時から17時まで、約5時間にわたって行われた今回のイベントには、岩手大学の獣医学生をはじめ、動物病院や企業の採用担当者など多くの参加者が集まりました。会場の復興祈念銀河ホールは理工学部の構内にあり、盛岡の秋らしい澄んだ空気のなかで、熱気のこもった一日となりました。

岩手大学は2025年4月に獣医学科から獣医学部に生まれ変わったしたばかりで、今回のイベントに参加した学生たちは、新しい獣医学部の第1期生・第2期生にあたります。「できたばかりの獣医学部」で学ぶ学生たちは、何を考え、どんな将来を描いているのか。恒例の「現役獣医学生インタビュー」もPettie編集部で実施しましたので、岩手大学ならではのリアルな声をお届けします。

目次

イベントの様子

イベントでは、小動物臨床・産業動物臨床・企業・災害救助など多種多様な分野で活躍する獣医師による講演、採用担当者と学生がディスカッションをする業界研究会などが行われました。

特に会場の空気が変わったのは、産業動物分野で馬診療に携わる獣医師の講演のときでした。
産業動物や公衆衛生といった、岩手県が大切にしてきた分野の話に、学生たちはメモを取りながら真剣な表情で耳を傾けていました。

岩手は全国有数の畜産県です。そのため、小動物臨床だけでなく、牛や馬などの産業動物、そして公衆衛生に携わる獣医師の役割が身近に感じられる土地でもあります。
講演後には、登壇者のもとへ質問に向かう学生の姿も多く見られました。

現役獣医学生インタビュー|岩手大学 獣医学部

ここからは、イベント会場で話を聞いた2名の学生のインタビューをご紹介します。

獣医学部2年生(新設の獣医学部第1期生)

Q1. 岩手大学の獣医学部を選んだ決め手は何でしたか?

「産業動物にも本気で取り組む大学だと感じたからです」

もともとは犬や猫の臨床をやりたくて獣医学部を探していたんですが、岩手大学は畜産が盛んな県の大学として、産業動物や公衆衛生の分野を担う獣医師を育てることをはっきり打ち出しているのが印象的でした。
小動物だけじゃなく、いろんな分野を知ったうえで進路を決めたいと思ったんです。
あと、国立なので学費の面で親を説得しやすかったのも正直ありました(笑)。

Q2. 入学前と実際に入ってみてギャップはありましたか?

「寒さは覚悟していましたが、第1期生ならではの”手探り感”は想像以上でした」

盛岡の冬が寒いのは知っていたので、そこは大丈夫でした。むしろ驚いたのは、大学生活の忙しさです。
獣医学科から獣医学部になり、1年生から本格的な専門教育が始まり、
先輩と話をしていると、明らかに忙しくなっています・・・(苦笑)
カリキュラムの大変な面もありますが、先生との距離が近くて、学部をみんなで作っていく感覚があるのは、この時期に入ったからこそだと思っています。

Q3. 実習はどんな雰囲気ですか?

「動物に触れる機会が多くて、座学の勉強がぐっと身近になります」

学年が上がるにつれて、実際の動物と向き合う授業が増えていきます。
附属の動物病院もあって、臨床の現場が大学のすぐそばにあるのは心強いです。
牛や馬といった大きな動物に接する機会があるのは、畜産県の岩手ならではだと思います。最初は少し緊張しましたが、慣れてくると「獣医師ってこんなに幅広いんだ」と実感します。

Q4. 周りの学生はどんな進路を考えている人が多いですか?

「小動物臨床が人気ですが、産業動物や公務員獣医師を考える人も多い印象です」

やっぱり犬猫の動物病院を目指す人は多いです。
ただ、他の大学の話を聞くと、岩手大は産業動物や公務員獣医師を考えている友達の割合が高い気がします。
地元・岩手に貢献したいという人も多くて、今日みたいなイベントで現場の獣医師さんの話を聞くと、「自分の地元で働くのもいいな」と考える人が増えているみたいです。

Q5. 盛岡での学生生活はどうですか?

「冬は大変ですが、街がコンパクトで暮らしやすいです」

雪が降ると自転車が使えなくなるので、冬の移動は少し大変です。でも、盛岡は街がコンパクトで、生活に必要なものは一通りそろっています。
食べ物もおいしくて、冷麺やじゃじゃ麺は学生の味方です(笑)。
少し足を伸ばせば、花巻温泉もあります。
勉強は忙しいですが、大学祭の不来方祭など、季節のイベントでリフレッシュできるのも楽しいですね。

獣医学部1年生 (新設の獣医学部第2期生)

Q1. 今日のイベントに参加して、どんな印象を持ちましたか?

「現場で働く獣医師さんの言葉を直接聞けて、将来のイメージが具体的になりました」

まだ入学したばかりなので、獣医師の仕事というと動物病院のイメージが強かったんです。
でも今日、現場で活躍している方々のお話を聞いて、獣医師の活躍の場がこんなに広いんだと驚きました。
1年生のうちからこういう話を聞けるのはありがたいです。勉強のモチベーションにもなります。

Q2. 入学して良かったと思うことは?

「同じ目標を持つ仲間と、新しい学部を一緒に作っていける感覚です」

新しい学部ができて間もないので、先生も学生も「これから新たな獣医学部を作っていこう」という前向きな空気があります。
1学年あたりの学生数が他学部よりも少ない分、学年を越えて助け合う雰囲気があって、質問もしやすいです。
動物のことを学べる毎日が楽しくて、入学前の期待にしっかり応えてもらっている感じがします。

Q3. 獣医学部を目指している高校生にメッセージをお願いします。

「理科と英語の基礎固めと、動物と関わる経験を早めにしておくといいと思います」

受験勉強では、理科と英語の基礎をしっかり固めておくのがおすすめです。大学に入ってからも英語の資料を読む機会が多いです。
それから、牧場や動物病院の見学など、実際に動物と関わる経験をしておくと、入学後のイメージが全然違います。
岩手は産業動物を身近に感じられる環境なので、小動物だけじゃなく、いろんな分野の獣医師の仕事に興味を持ってもらえたら嬉しいです。

まとめ

今回、岩手大学 復興祈念銀河ホールで開催されたVCESアカデミー@岩手大学に参加し、獣医学部の学生の皆さんに直接お話を伺うことができました。

インタビューを通じて印象的だったのは、新設の学部で学ぶ学生たちの「自分たちで作っていく」という前向きな姿勢です。
新しく生まれ変わった獣医学部という状況を、不安ではなく「同期や先生との距離の近さ」として前向きに捉えている様子が伝わってきました。
また、畜産県・岩手ならではの環境から、産業動物や公衆衛生への関心の高さも感じられました。

「第1期生ならではの手探り感があるけれど、学部をみんなで作っていく感覚がある」
「雪の日は大変だけど、冷麺とじゃじゃ麺で乗り切る」——そんな言葉の端々に、岩手大学で過ごす学生生活のリアルが詰まっていたと思います。

偏差値や入試データだけでは見えてこない「学生のリアルな声」が、獣医学部を目指す皆さんの学校選びの参考になれば幸いです。

取材に快く応じてくださった岩手大学の学生の皆さん、そして素晴らしいイベントの機会をくださったVCESの皆さん、本当にありがとうございました!

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この記事を書いた人

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