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VCESイベントレポート|岡山理科大学 今治キャンパス

2026年7月10日・11日、岡山理科大学 今治キャンパスで開催されたVCESイベントにPettie編集部として参加してきました。

今回は2日間にわたって実施され、1日目は獣医看護学科の学生向け、2日目は獣医学科の学生向けというプログラム構成で、それぞれ多くの学生が参加しました。

1日目の看護学生向けセッションでは、美ら海水族館で愛玩動物看護師として活躍されている方、愛玩動物看護師の資格を持ちながら製薬会社の開発職として研究を行う方、さらにはオーストラリアの資格も持つダブルライセンスの愛玩動物看護師の方など、多彩なキャリアパスを歩む講師の方々が講演を行いました。
「愛玩動物看護師の資格でこんなに幅広い道がある」と、参加した学生たちにとって大きな気づきになったようです。

2日目の獣医学生向けセッションは「AI時代の獣医師の生き方」をテーマに、獣医師や大学教授が自身の分野について熱く語り、学生も真剣な表情で耳を傾けていました。
AIが医療現場にも浸透しつつある今、獣医師としてどう向き合うかというリアルなテーマが学生たちの心に響いていた様子でした。

また、恒例となった「現役の獣医学生・看護学生インタビュー」もPettie編集部で実施しましたので、以下にご紹介します。

目次

 現役獣医学生インタビュー|岡山理科大学 獣医学部

Q1. 岡山理科大学の獣医学部を選んだ決め手は何でしたか?

「今治という場所にキャンパスがあることと、実習環境の充実さが決め手でした」

岡山理科大の獣医学部は今治キャンパスに置かれていて、最初は「愛媛?」と少し驚いたんですが(笑)、実際に見学してみたら附属の動物病院や実習施設がすごくしっかりしていて。
私立でありながらこれだけの設備が整っているのは珍しいと思います。
あとは、1学年の人数がそこまで多すぎないので、先生との距離が近くて手厚く学べそうだと感じたのも理由のひとつです。
自然環境が豊かな場所で、のびのびと勉強に集中できる環境なのも自分には合っていました。

Q2. 入学前と実際に入ってみてギャップはありましたか?

「勉強のきつさは覚悟していましたが、今治という立地への適応が最初の壁でした(笑)」

獣医学部はどこに行っても大変と聞いていたので、勉強量の多さは想定内ではあったんですが……やっぱりきつかったです(笑)。
それよりも正直戸惑ったのは、今治という街に慣れるまでの時間でした。
都市部出身だったので最初は「何もない!」と思いましたが、慣れてくると逆に誘惑がなくて勉強に集中できるんですよね。
良い意味でのギャップは、動物に囲まれた実習がとにかく楽しいこと。
授業の延長線上に実際の動物がいる環境は、モチベーションの維持にすごく役立っています。

Q3. 臨床実習はいつ頃から始まりますか?

「低学年から段階的に始まり、4年生以降は附属病院での本格的な実習が中心になります」

1・2年生のうちは基礎的な実験や解剖実習が中心で、3年生あたりから少しずつ臨床に近い内容が入ってきます。
4年生以降はキャンパス内にある附属動物病院で実際の症例に触れる機会が増えてきます。
小動物だけでなく、産業動物や野生動物の実習もカリキュラムに組み込まれているので、幅広い分野に触れられるのが岡山理科大ならではだと感じています。

Q4. 周りの学生はどんな進路を考えている人が多いですか?

「小動物臨床が一番多いですが、エキゾチック・水族館・動物園を目指す人もいます」

やっぱり犬猫の動物病院に就職したいという人が一番多いと思います。
ただ、岡山理科大は他の獣医大学と比べてエキゾチックアニマルや水族館・動物園系を志望する人が比較的多い印象があります。
美ら海水族館で働いている方が講演に来てくださるようなVCESのイベントに参加すると、「そういう道もあるんだ」と視野が広がる学生が多くて。
まだ明確に決まっていない人も多いですが、今日みたいなイベントで少しずつ自分の方向性が見えてくる感じがします。

Q5. 受験生のときにやっておけばよかったことはありますか?

「英語と生物の基礎固めは早ければ早いほどいい。あと、動物に実際に触れる体験を積んでおくこと」

入試という意味では、英語と生物は早めにしっかり固めておくべきだと思います。
大学に入ってからも英語論文を読む機会は多いですし、生物の基礎知識がないとそもそも授業についていくのが大変です。
あとは、動物病院の見学やボランティアを通じて、獣医師の仕事を実際に目で見ておくことをおすすめします。
「好きだから」という気持ちは大事ですが、現実の仕事を知った上で目指す方が入学後のモチベーションが全然違う気がします。

 現役看護学生インタビュー|岡山理科大学 獣医看護学科

Q1. 岡山理科大学の獣医看護学科を選んだ決め手は何でしたか?

「愛玩動物看護師の国家資格に対応したカリキュラムがしっかり整っていたことと、実習環境の充実さです」

2023年に愛玩動物看護師が国家資格になったこともあって、資格取得に向けたカリキュラムがきちんと整っている学校を選びたかったんです。
岡山理科大は附属の動物病院もあって、在学中から実際の現場に近い実習ができる環境が整っています。
あとは、今治という環境で勉強に集中できそうだというのも理由のひとつでした。

Q2. 入学前と実際のギャップはありましたか?

「看護師のイメージよりもずっと幅広い知識が求められると感じました」

動物看護師って、動物のお世話をするイメージが強かったんですが、実際には解剖学・生理学・薬理学など、獣医師と共通する専門知識もかなりの量を学びます。
最初は「こんなに勉強するんだ」と驚きました。
でも、知識がついてくると患者さん(動物)の状態をちゃんと理解できるようになるのが嬉しくて、勉強が楽しくなってきています。

Q3. 今日のVCESイベントに参加して、どんな印象を持ちましたか?

「愛玩動物看護師の資格でこんなに色々な道があるんだと、視野がぐっと広がりました」

水族館や製薬会社で働いている愛玩動物看護師の方の話を聞けたのが特に印象的でした。
正直、動物病院かトリミングサロンくらいしかイメージがなかったんですが、国家資格を持っていることで全然違う場所でも活躍できるんだと知って、進路の選択肢が一気に広がった感じがします。
オーストラリアの資格も持つダブルライセンスの方の話も刺激的で、将来のことをもっと真剣に考えるきっかけになりました。

Q4. 卒業後はどんな進路を考えていますか?

「まずは動物病院で経験を積みたいですが、今日の話を聞いて水族館や企業への興味も出てきました」

卒業後はまず動物病院で愛玩動物看護師として経験を積みたいと思っています。
でも今日のイベントで、資格を取った後の可能性が想像よりもずっと広いと知ったので、焦らずいろいろな選択肢を見ながら考えていきたいと思いました。
将来的には専門性を高めたり、別のフィールドに挑戦したりすることも頭に入れておきたいです。

Q5. 看護学科への進学を考えている高校生にメッセージをお願いします。

「動物が好きなだけでなく、医療として動物に関わりたい人にはとてもやりがいのある学科です」

動物が好きという気持ちはもちろん大事ですが、看護学科では医療の視点から動物と関わる専門知識をしっかり学びます。
生き物の命に携わるという責任感と、それに見合ったやりがいがある仕事です。
国家資格になったことで社会的な認知度も上がってきているので、今から目指す人にとってはすごく良いタイミングだと思います。
ぜひ一歩踏み出してみてください!

まとめ

今回、VCES(https://vces.or.jp/)が岡山理科大学 今治キャンパスで開催したキャリアイベントに参加させていただきました。
獣医学科・獣医看護学科の2日間にわたるプログラムで、それぞれの学生の皆さんに直接お話を伺えたことは、編集部にとっても非常に充実した取材となりました。

インタビューを通じて印象的だったのは、獣医学生と看護学生で、キャリアへの向き合い方が少し異なるということです。
獣医学生は「どの分野に進むか」という選択肢の広さに悩みながらも、自分なりの方向性を模索している様子が伝わってきました。
一方、看護学生は今回のイベントをきっかけに「動物病院以外の道があること」を初めてリアルに意識し始めたという声が多く、VCESのイベントがまさに転換点になっていると感じました。

「今治は最初何もないと思ったけど、慣れると勉強に集中できる」「美ら海水族館で働く愛玩動物看護師の話を聞いて、一気に視野が広がった」——そんな言葉のひとつひとつに、今治キャンパスで過ごす学生生活のリアルと、このイベントが持つ意味の大きさが込められていると思います。

獣医学部・獣医看護学科への進学を考えている皆さんに、数字や偏差値だけではわからない「学生のリアルな声」を少しでもお届けできていれば嬉しいです。

取材に快く応じてくださった岡山理科大学の学生の皆さん、そして素晴らしいイベントの機会をくださったVCESの皆さん、本当にありがとうございました!

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この記事を書いた人

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